2011年3月17日木曜日

今の状況を振り返って

3.11に起きたことはとてもとても言葉では表せないほどのできごと。
あんな揺れは初めてだった。
25階にいたことが、さらにトラウマになっているが、無事でした。
そして、今も不安定な状況は続いている。
泣きたい気持ちになる時もある。
ゆったり寝れない、恐怖の中で時間を過ごしているが、東北にいる人の気持ちには比べ物にもならない。
だから弱気発言は極力しないように心がけている。


今回のことで、感じたこと、気付いたこと、考え直さないといけないことたくさんあると感じた。

私たちはかなりのものに溢れて暮らしているが、ほぼ絶対なくてはならないものではないこと。
もちろんあったら便利なものが多いが、絶対的必要なものは少ないということ。

おばあちゃんの強さ。
うちのママちゃん、おじさん、私が迎えに行こうとしても、柏に住んでいるおばあちゃんは動こうとしない。
なぜならおじいちゃんと過ごしてきた空間だから。
そして、テレビ見るとより怖い、といってポチっと電源を落としてる。
明日停電の時間把握してる?大丈夫?と聞いたら、あら、そうなの。知らんかったわーと。あっけらかん。
いや、おばあちゃん、強いよ。
尊敬する。

インターネットへのありがたさ。
こんなにもインターネットの存在を感謝したことはない。
一気にいろんな人の安否もわかるし、テレビを見ていなくても、情報が一気に入ってくる。
家に引きこもっていても、いろんな人と連絡とれることが何よりの心のささえ。
誰とも連絡とれず、ずっと家の中だったらきっとおかしくなりそうだもの。

人間のあたたかさ。
本当にみんなが助け合って生きていく。
これが本来の姿だと思う。
けれど、きっといつのまにか忙しい毎日で忘れてしまったいた人も多いのではないか。
今回多くの人に助けられた。ほんとうにありがたい。
この価値観をもって、必ず日本は再建できる。
きっとより強くなる。
絆も。

映像の存在の大切さ。
今回、ひきもっていながら、私を退屈と気を紛らわせてくれたのは映像だった。
番組だけでなく、映画も含め、違う世界へ連れてってくれる。
現実逃避と言われたら、そうかもしれない。
が、そういう時間も大切だと思う。
私はCMという分野で映像制作に携わっている。
CMは映画や番組ほど違う世界へは連れて行くことはできないかもしれない。
が、ひとの心に残る、気分をuplifingするような映像を作っていきたいと思った。

気づいたら、長々と書いてしまっているので、ここでいったん引き揚げます。
自宅待機・自宅勤務は続きますが、明日は大好きなお友達に会って、ご飯を食べようと思います。
大切なお友達がいてくれることを心から嬉しく思います。

ありがとう。
そして、sending my prayers to everyone.